製造業・メーカーお客様事例

ホームページ制作

企業サイト、製品サイト、採用サイト

新規受注や採用に直結する
企業サイト/ホームページを制作

企業サイト(会社案内ホームページ)や製品サイト、採用サイト制作は、製造業・メーカー様のマーケティングにも必要不可欠。新規や深堀を問わず案件獲得や、新規顧客やパートナーとの「出会いの場」でもあります。

お客様の業種:

各種BtoBメーカー(製造業)/サーボドライバ・インバータ、サーボモータ、高速モータ、バッテリーサーボシステム、ロボットコントローラ、特殊電源などの受託開発

[ コム・ストーリーの仕事 ]

企 画:

コンセプト案、仕様、台割案、構成案

制 作:

原稿作成、コピーライティング、編集(情報整理)、インタビュー取材、アート/撮影ディレクション、制作ディレクション、デザイン・印刷

その他:

校正作業、入稿チェック進行管理など

サイト制作の目的と課題を洗い出し
「自社とは何者?」を明確化する

株式会社ワコー技研様は、コム・ストーリーとは約10年以上のお付き合いがあり、会社案内や製品カタログ、展示会用パネルなどの企画・制作してきました。さらに、紙ツールのコンテンツを流用・再編集して「ホームページ制作」も行いました。しかし前回、ホームページをつくったのが7年前で、運用するにつれ、次のような課題が浮かび上がってきました。

  • コンテンツのさらなる充実(時代にあった内容とデザイン改変)
  • リクルート情報と、OEM/ODMビジネスの訴求
  • 「ワコー技研はどんな会社であるか?」を明確化したい

1については、Webサイトは日進月歩で進化しており、技術はもちろん、デザインにもトレンド(流行り、すたり)があります。また、BtoBビジネスにおいてはPCでの閲覧を前提としていましたが、現在はタブレットやスマホでの閲覧も考慮しなくてはいけません(レスポンシブデザイン対応)。
 
2は、制御機器やOEM供給など、産業用パワーエレクトロニクス機器の受託開発を対象とした「新規顧客開拓」です。サイトで「受注に直結する有効なお問い合わせ」を集めることは、対面営業がままならない現在において喫緊の課題です。
 
3は、「当たり前」のようですが、このメッセージが伝わる企業サイトは意外と少ないのです。製品や企業の特長や強み(差別化力)、社会的な役割、文化や精神などを、お客様やステーホルダーなどに伝えるために「言葉化」することは、現場で働く社員ですら非常に難しいことです。
「この会社は、何者か?」を掘り下げるためには、「プロ」による客観的な第三者目線が必要になります。

ACサーボドライバ
モータ
ACサーボモータ

同社が扱うACサーボドライバ(左)やモータ(中)、車輪付きACサーボモータ(右)。その他、自作でAGV(自動搬送車)が製作できるパーツを提供

ホームページの全体像が一目瞭然
提案書が違う、見積もり内容が明瞭!!

今回、サイト制作にあたり、3名の担当者様が付き、そのリーダー様から、A4/8頁にわたる「サイト要件書」をいただきました。
最初の打ち合わせ時に何らかの書類があると、具体的な方向性をつかみやすいため以降の進捗を非常にスムーズに進めることができます。A4ペラ1枚で箇条書きでも十分ですので、サイト制作チームや社内会議で上がった意見をまとめていただけると、目的やゴールをお客様と共有でき、ヒアリングが「濃厚」になります。

要件書とヒアリングを元に、コム・ストーリーより再度「サイト企画提案書」を提出。
通常、企業サイトや製品ホームページの制作前には、次のような書類を用意します。

  • サイト企画提案書
  • サイトマップ
  • 競合他社サイトや、お手本にしたいサイト情報
  • TOPページのラフカンプ
  • 見積書

一般的に中小企業の製造業メーカー様では、サイト制作のご担当者様は、販促・マーケティングの専任ではなく、営業部や総務部などの部署に所属しながら、サイト制作をはじめ、販促業務を兼務する方がほとんどです。サイトづくりが初めてというお客様も少なくありません。そうした事情を前提とし、わかりやすい言葉と文書でお客様と当社間での方向性や意志を共有するためのツールが「サイト企画提案書」です。「お客様が頭の中でぼんやりと描いているサイト像」の輪郭をくっきりさせ、文字どおり「二人三脚」でゴールを目指します。

ホームページの企画提案書
ホームページの企画提案書。時間のないお客様が社内でプレゼンしやすいよう、コンセプトやペルソナ(ターゲットユーザー)、コンバージョンをはじめ、プロジェクトに何が必要かを、A3サイズ1枚に簡潔にまとめている
サイトマップ
サイトマップは、サイトづくりにもはや欠かせないもの。ページ数やリンク、コンテンツ内容などサイトの全体像が俯瞰できる。作業の進捗ともに改訂が重ねられ、ワコー技研様の最終版は、「Ver.8」におよんだ

また、見積書もコム・ストーリーの特長の1つです。他の制作会社や広告代理店と違い、「概算見積書」ではなく、ヒアリングや提案時に綿密な打ち合わせを行い、「精度の高い見積もり」を作成します。見積もり項目に「一式」という文字はなく、具体的な作業内容を明記しますので、作業内容とコストが一目瞭然です。そのため、お客様の社内稟議も円滑かつスピーディに進みます。「精算見積書」を提出することはありませんが、お客様の諸事情で「追加コスト」をいただく場合もあります。

BtoBは“見てくれ”より“効果重視”
コンバージョン直結を意識したい

具体的なコンテンツ制作にあたり、担当者様から3つのお題をいただきました。

  • 「オーダーメイド承ります(仮)~受託開発の促進コンテンツ」
  • 「あなたのAGV、走らせます(仮)~AGV製品の促進コンテンツ」
  • 「自社工場で製造します(仮)~社風や生産体制のコンテンツ」
メインコンテンツ イメージ01
メインコンテンツ イメージ02

メインコンテンツは、「受託開発」「自作AGV」「採用情報」の3つ。「製品紹介」は、自作AGV関連製品と、ドライバ、モータのカタログ製品を紹介

1と2が営業活動に直結するもので、3はリクルート/人材採用と、1と2の信頼性を裏付けするものです。
製造業メーカー様の企業サイトは、とかくブランドや企業力をアピールするあまり、無機質で無個性な内容やデザインになりがちです。しかし、グローバルに事業展開する一部の巨大企業でない限り、いたずらにWebデザインのトレンドに同調するのはお勧めできません。

目的意識を持った、サイト来訪者の視点でのコンテンツづくり

を目指すべきです。さらに、「Google」や「yahoo!」といった検索サイトからのダイレクト検索(検索クエリによって流入する訪問者も意識する必要があります。
 
今回は、新規案件を獲得する「営業サイト」というご用件のため、グローバルサイト然としたものではなく、1~3をランディングページ(LP)的に機能することを目標としました。
ランディングページは、その名のとおり「着地用サイト」であり、ページ内のリンクによって本体サイトへ誘導することが目的です。ただし、その目的以上に重要なのが、「コンバージョン(=お問い合わせ)」に直結することです。そのためにも、「サイトのデザイン(見てくれ)」より「コンテンツの質(中身)」が重要視されます。
 
もちろん、見た人の興味をひくWebデザインを追求しますが、「読みやすさ」を前提とします。コム・ストーリーのサイト制作の特長は、「企画・ライティングが得意であること」。ヒアリングと資料を元にして、サイトの目的に合った文章や、ページイメージをつくり上げます(ヒアリングは、通常1回だけで完了)。

LP構成案
「自作AGV(左)」と「オーダーメイド(右)」のLP構成案。写真や図はダミーだが、完成イメージがわかるようにテキストやキャッチコピーはラフ段階からご提案

2回目以降の打ち合わせでは、サイトのラフカンプとなる「構成案」を用意します。
これを「タタキ台」とし、文章や図、表、写真などの構成要素を詰めていきます。当社の「シャログ(紙の6頁3折パンフレット)」と同じく、本文や仮写真、仮図、キャプションで構成され、簡易的にデザインされていますので、ランディングページにある各ブロックの関係性や、各ブロックのメリハリ(強弱)が手に取るようにわかります。
 
ホームページ制作会社は、通常「サイトテンプレート」と呼ばれるフレーム(枠)のみのラフを提供します。しかし、このラフではテキスト(本文やタイトル、見出し)など肝心の内容は把握できず、コーディング後の最終イメージもわかりません。原稿は、あらかじめお客様がご用意するか、制作会社からワードのテキストのみで提供される場合がほとんどです。サイトテンプレートとともに、デザインカンプも提出されますが、通常はTOPページのみで、しかもテキストはすべてダミー(仮)。このため、初校デザイン後にお客様と制作会社間での齟齬(そご)が発生し、テキストの校正回数がいたずらに増えていき、コストも膨れていきます。
 
コム・ストーリーの構成案は非常に精度の高いラフで、内容がフィクスすれば、「初校デザイン」に速やかに移行可能です。そのため、デザイン作業後の文字校正の回数を圧縮でき、Webデザインとコーディング作業に集中できます。

“中身のある企業サイト”をつくる!
BtoBホームページの王道を目指す

SEO対策は、「コンテンツの内容を充実させ、中身のあるサイトをつくること」を基本としています。しごく当たり前なことのように聞こえますが、実はとても難しい作業なのです。想定する検索ワード(検索クエリ)を絞り込み、それに合ったコンテンツをつくることで「受注につながる、有効なお問い合わせ」が得られます。そのため、打ち合わせ段階での「聞き取り」が重要になってきます。

  • 「ターゲットとしたいユーザー像(ペルソナ)は?」
  • 「市場規模と競合他社は?」
  • 「新製品の特長と強みは?」
  • 「想定される検索ワードは?」

などの情報をいただければ、Webマーケティングの方向性を企画書にまとめて提案します。あとは、前述の構成案を各ページについて制作しますので、お客様はその内容をチェックし、加筆・修正していただくだけです。
 
すべての原稿を“0(ゼロ)”からつくり出すことは、手間や時間的にも難しいこと。しかも、広告・販促コンテンツ用の文章をつくることは、なおさらです。
コム・ストーリーは、お客様に代わって製品やサービス、事業の内容を十分に理解した上で、お客様フルーオーダーメイドで「最強のセールス・ストーリー」をつくり上げます。ハードウエア、ソフトウエア、インフラ技術を含め、金属加工品や電子機器・部品、産業用加工機械・装置、医療・研究機器など、ジャンルを問わず、製造業メーカー様の製品とサービスに対応できます。

ビジュアル重視なら取材撮影を実施
撮影リストとロケハンも綿密に

ホームページは、テキストや写真、図、表など、さまざまなデータで構成されます。テキストを少なくすれば、「ビジュアル主体」に、写真や図を少なくすれば、「文字主体」のホームページになります。B to Bサイトの場合、グローバルサイト然とした企業サイトであれば前者に、LPのようなセールスサイトなら後者となります。
法人は人格を持ち、規模や業種、理念、社風などが混じりあい、企業として「人と成り(個性)」となり社会に認知されます。企業サイトは、そういった人格や個性を表現するためにも役に立ちます。
 
今回のサイト改変にあたっては、セールスサイトであるとともに、優秀な若い人材を集めるリクルートサイトとしての機能も求められ、プロカメラマンによる現場の撮影も行うことにしました。この段階では、構成案がほぼ確定しており、撮影点数やアングルなども決まっていますので、それに合わせた「撮影リスト」をつくります。
今回は撮影点数が多く、撮影場所も点在するため、現場のロケハン(下見)を実施。カメラマンとともに、各カットの撮影場所や撮影する製品などを確認し、撮影順序を決めていきました。
さらに、ネットで市販されている写真やイラストなどの素材データも併用し、ビジュアルイメージにかかるコスト圧縮も図っています。撮影は、予算が確保できる場合にお勧めしますが、社員様が撮った写真でも対応可能です。

ドローンによる動画撮影01
ドローンによる動画撮影02

ドローンによる動画撮影も急増中。工場やオフィス建屋の内外を問わずに、フルHDや4Kによる空間的な奥行きのある動画や空撮などで企業サイトをダイナミックに彩れる

伝わりやすさとメリハリ、絞り込み
マーケティング視点のサイト制作を

サイトづくりでは、「1.話の流れがわかりやすく、伝わりやすい」「2.メリハリがあること」を心がけています。サイトの構成をシンプルにし、「自作AGV」から製品ページに誘導。「受託開発」では、ページ内でサービス内容や対応力の良さ、事例などが理解できるようにしています。
また、「採用情報」は、募集要項とともに、各部署で働く先輩談、エントリーシートを掲載。別ページになりますが、鶴見工場の様子がわかる「工場紹介」を用意しました。各フロアのスナップ写真や、主要設備を紹介によって社内の様子がわかり、すべての訪問者に対して生産体制の高さも訴求しています。
受託・開発先を探す技術者様には、年齢が高いという「ペルソナ(読ませたい人物像)」も想定して、文字サイズを大きくし、行間もゆったり目にしています。

お客様の課題解決
新規顧客獲得と、優秀な若手人材の確保という2つの効果を得るため、コンテンツとWebデザインに落とし込む。あくまでも、お客様の課題解決のためにWebサイトが役立ち、機能するように心がけた
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TOPページは、なるべくシンプルな構成にしながら、メーカーとしての誠実さ、技術力の高さを意識して、メリハリのあるデザインを心がけた。「会社情報・採用情報」の背景には、地元・横浜の風景写真をパララックス表示で掲載

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[お客様の声]
ぼんやりしたイメージが1つずつカタチになっていった

「企画から制作、取材・撮影、原稿執筆、Webデザインまで、当社でぼんやりしていたイメージを、1つずつカタチにしていただき、たいへん助かった」

「サーバの移設も同時進行し、WordPressやCMSも無事に完了した。コンテンツ制作とほぼ同タイムで進んだので、制作期間を圧縮できた」

「企画からサイトの本アップまで、無事に完了できて感無量です。各工程において無理なお願いをすることがあったにも関わらず、いつも誠実、きめ細やかにご対応いただき感謝しています。また、ぜひお仕事がご一緒できることを楽しみにしています」