【コムの日常13】‘広告’は‘報告’と異なるもの
~焼酎飲みながら新聞広告をみつめて~
10月は展示会のハイシーズン。
技術系メーカーさまがお客様、制作活動に明け暮れ・・・WEBサイトの更新も滞っておりました。(言い訳、失礼いたしました)
その間、騒がれていたのは、“汚染米”問題。食をめぐる問題は次から次へと後をたちません。メーカー各社のご苦労がしのばれます・・・。
でも、人間食べてゆかねばならない!
食べることは、生きるうえでの大きな喜びであり、楽しみでもあります。
そして、食べるといえば、“飲む”は、つきもの。おいしいものがあれば、つい“飲みたく”なってしまうのです。(個人的主観、お許しを・・・)
魅力的な焼酎ワールド
焼酎では、これがとっても好きです。
「宝山 芋麹全量」
ちなみに、これは2006年の仕込みのもの。

☆9月の連休にテニス仲間とあけました!
しかも!友人が持ってきてくれた「南極の氷」でのロック。
シュワシュワと泡がでてくる氷を初体験。格別なたのしさ。
少し、余談をお許しいただいて・・・。
焼酎との出会いは、ハタチのとき。旅先の鹿児島で、某有名な大手焼酎会社の工場を見学。お決まりの試飲。お酒の認識も甘く、知識も浅く、あらゆることにキャパシティが足りなかった当時、このとき「焼酎は、なんとなく苦手なもの」と思い込んでしまい、もったいない月日が流れました。
「え~っ!これが焼酎~!!」
焼酎との再会は劇的でした。
じーっと見つめてくれていた人の本心を、思いがけず知り得て、ハッと沸き起こるような熱い気持ち。
「ごめん~。そんな味してたん~。こんな香りやったの~。なんて食事にあうんやろー!!ごめん!見ないふりしてて、ほんとごめん!・・・」
黒くて薄い焼き物に注がれた、大きな氷を揺らす透明な液体に、惚れてしまいました。
それから。焼酎に対する好奇心に火が灯され、どっぷりとはまり、日比谷のかごしま館に通うことたびたび。
焼酎は、銘柄を楽しむことに加えて、気分と体調次第でいろんな飲み方ができる、その奥深さも魅力。「宝山 芋麹全量」の香りの豊かさと味わいの深さに魅了されて、広がった世界。私にとってはこの焼酎、特別なのです。
「宝山」のブランドでおわかりですね。この焼酎の製造元は、汚染米問題で真っ先にメーカーとしての動きをとられた、西酒造さん。

初めての新聞広告は
その西酒造さんの2008年9月22日朝刊の新聞広告。
「初めて新聞広告を掲出いたします」

この新聞広告、広告を扱う者として何かひっかかってしまった。
この、何かノドにつっかかっているような、これは何?
頭の中に浮かぶ疑問符。
心揺さぶられる広告を見ては、すぐさま感化されるのだけれど、今回は、「やっぱり、宝山、買いに行こう!」とはならず、頭の中にモヤモヤしたものが広がるばかりですっきりしない。
‘広告’と‘報告との違い’
「これは‘広告’といいながら、‘報告’やから、すっきりしないのよ。」
ウエダがそのモヤモヤを解き明かしました。
‘広告’ではなくて、‘報告’。
そう! だから、だ。
以下、ウエダの言葉。(関西弁そのままで)
1.キャッチコピーに‘広告’とうたっているから、読み手は何の‘広告’だろうと思って見る。
2.だけど、この内容では、現状報告はあっても、どこにも‘広告’がない。
3.きっと、キャッチコピーは代理店のプロが書いたんやろうなぁ。本文は、メーカーの担当さんでしょ。
4.とにかく早い対応を、と急いだんやろうね。
「目的」が明確にならないままに、内容も十分に練れないままに・・・。
5.‘広告’にするのか、‘報告’にするのか。目的が全然違ってくるよね。
6.とは、いっても。メーカーの対応は、命取りになるし・・・スピードが勝負のところもある。難しいねえ~。
広告制作における最重要共有事項
広告制作を担う当方の中でも、繰り返し、繰り返し確認すること。
「目的」と「ターゲット」
その広告で、誰に何を伝えようとしているのか。
お客様が見たときに、どんな印象を持つだろうか?
目的を共有しないままに進めてしまうと、広告に効果を期待できないどころか制作途中の校正において、関係者それぞれの嗜好だけで、評価や方向変換がなされたりすることがある。
制作のご依頼を受ける、プロである当方としても、「目的」と「ターゲット」をクライアントさま(担当だけでなく、クライアントの社内の皆様)と、共有するために、どんな工夫を凝らすか。当方で論じる最近のテーマです。
効果を出すために。
それから、広報担当さまに最大のお役立ちをするために。
西酒造さんの第2弾の広告
宣言されたとおり、自社の動きを新聞広告上で公表された、2008年10月9日。
‘報告’隅々まで拝見しています。焼酎ファンとして、心より応援します。

やまぐち






