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コムの日常

【コムの日常2】コム・ストーリーの2008年
-紅白司会者・鶴瓶氏に学びたい!-

2008年、明けましておめでとうございます!


さて、みなさんはどんな年越しをされたでしょうか…。
1年のやり残しを済ませ、最後の体力を職場や家の掃除で使い果たし、身内だけでやれやれと一杯飲みながら紅白を見る…、という図も近頃はおもがわり。
掃除もプロに頼む、大晦日も家族はバラバラ。
紅白離れはますます進み、現に、今年の紅白の視聴率はワースト2だったとか。


長年紅白を楽しんできた私も、見たいという欲求は完全に薄れ、かといって他の番組にも興味無し。
撮っていた映画でも観ようかと思いつつ、贔屓の鶴瓶氏の第一声だけは、まぁ聞いておこうかと、チャンネルを合わせたのであるが…。


気がつけば、11時45分。
何度も鼻の奥をツンとさせ、素晴らしい「歌の饗宴」に見入ってしまったのであった。


今年の紅白のテーマは「歌の力。歌の絆」。
歌の奥深さを間違いなく見せつけてくれた。
そこには、スタッフの心意気が透けて見える。
叩かれ続けたNHKだが、自分たちの仕事に真摯に向き合い、目玉となる歌い手を呼べなくても観てくれるお客様になんとか楽しんでもらいたい!
そんな想いがひしひしと伝わってきた。


けれど、何といっても大功労者は我らが鶴瓶ちゃん&仲居クン。
これまで、歌い手の人選面で疑問はあるにしても、大多数は力のある歌い手さんばかり。
一人ひとりは、紅白という大舞台であらん限りの力を披露している。
心に残る歌声は数多あったし、凝った演出もたくさんあった。
なのに、浸りきれない。
なのに、つまらないと思ってしまう。
それは、歌が消耗品のように扱われていたから。


限られた時間の中に全てが納まるよう、ただただ歌がリレーされていく。
司会者は、歌い手と曲名をコールする、タイムキーパーのような存在。
歌の背景など知る術もなく、それじゃあ、視聴者に届くはずもない。


鶴瓶氏は、違っていた。
もちろん、NHKという牙城に風穴を開けたいと、密かに目論んではいただろう。
でも、それより何より、
観てくれ、聴いてくれるみなさんに楽しんでもらいたい!
歌い手の一人ひとりを紹介したい!
歌の心を届けたい!
そんな芸人魂に満ち溢れていた。
歌い手とお茶の間を「つなぐ」ことだけにエネルギーを注いでいた。
そして、そうあるだろう鶴瓶氏を理解し共感を寄せ、自由におしゃべりさせるため、フォロー役に徹した中居クンの度量。


だから、歌い手さんが「個」として伝わってきた。
その人生を感じられた。
歌に込められた想いに、一緒に向き合いたいと真剣になった。


そうすると、一曲一曲が心に沁みてくる。
歌を通して、
愛しい人に想いを馳せ、母や家族に感謝し、平和を願い、人生を振り返り、未来に希望を抱く。
1年の締めくくりに、とても幸せな時間を過ごすことができた。


そしてハッとした。
私たちの仕事も、かくあるべきではと。


コム・ストーリーは、工業系のモノ作り企業さんを、その技術・製品を必要とする企業さん、探している企業さんに知ってもらう、という仕事をしている。
一社一社が有している素晴らしい技術力。
それを、ただ紹介するのではなく、その背景を知り、技術を理解し、市場に魅力的に伝えていく。
そのためには、私たち自身が真剣であらねばならない。
技術や製品を生み出す「人」をも伝えていかなければならない。
伝える技を有していなければならない。


というわけで2008年のコム・ストーリーは、第58回紅白における鶴瓶氏のような存在をめざさねばと、心に誓ったのであります。
(ありがとう、鶴瓶ちゃん!)


本年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます!

                               文責:上田いち子


2008年01月02(水)